Challenging Spirits Forever
番外編 2004.05.01 日産 札幌ギャラリー

  フェアレディZ 432(1969年PS30)
フェアレディZはフェアレディ1600/2000の後継モデルとして、1969年11月に発売された(10月発表)。クローズドボディとなって快適性・安定性が向上したZは、スタイルのよさや運動性能の高さもあいまって100万台を超える大ヒットとなった。Z432は、スカイラインGT-Rと同じS20エンジンを搭載したホットバージョン。”432”は”4バルブ・3キャブ・2カムシャフト”から取ったネーミングである。

  フェアレディ 280Z-L(1978年HS130)2シーター
1978年8月に発売されたS130型(2代目モデル)で280Zが登場した。また、2シーター、2/2とも全長・全幅が拡大され、全車に4輪ディスクブレーキを採用するなど仕様向上がはかられた。Z(2000のみ)、Z-L、Z-Tの3タイプがあり、Z-Lはエアコン、アルミホイールが標準装備だった。1981年3月、L28エンジンにECCS(電子制御エンジン集中制御システム)が採用された。

  フェアレディZ 2by2 ZG(1983年GZ31)
3代目モデルとなるZ31は、フェアレディ/フェアレディZの生産累計が100万台を超えた1983年に発売された。2.8Lモデルに変わって登場した3Lモデルは、わが国初のV6ターボエンジン搭載車として注目を集めた。空気抵抗係数(CD)値=0.31を誇る美しいシルエットとパラレルライジングヘッドランプを採用した個性的なマスクがこのモデルの特徴である。

  フェアレディZ 2by2 300ZXツインターボ(1989年GCZ32)
4代目モデルとなるZ32は、初代S30の誕生から数えて20年目の1989年7月に発売された。伝統のワイド&ローフォルムにスラントノーズやキャビンフォワードの斬新なデザインを取り入れ、美しさに磨きをかけるとともに、走りの性能についてもこだわり、V6ツインターボエンジン、マルチリンクサスペンションなど多くの新機構が採用された。

  フェアレディZ(2002年7月Z33)フェアレディZ ロードスター(2003年10月1日)

  スカイライン2000GT-B(1964年S54B)
スカイライン2000GTは、プリンス自動車工業(1966年に日産と合併)が、第2回日本GPレース(1964年5月)で優勝することを目的に開発したスペシャルモデル(1964年5月発売)。グロリアの直6エンジンを搭載するためノーズを200mm延長しているのが特徴。最初は公認に必要な100台だけが生産されたが、強い要望に応え、翌年2月、レース仕様と同じウェーバー3連キャブ付車が正式設定された。
注)1965年9月にシングルキャブ仕様のGT-Aが発売されたため、3連キャブ仕様はGT-Bと呼称されることとなった。

  スカイライン ハードトップ 2000GT-R(1970年KPBC10)
1969年1月に発売されたGT-R(セダン)は、レーシングカー並みの高性能DOHC4バルブエンジンと4輪独立懸架サスペンションを武器にレースで大活躍した。1970年7月、ハードトップにモデル変更されたGT-Rは、ホイールベースが70mm短くなったことによりハンドリング性能が向上、その速さに一層の磨きがかかり、”ツーリングカーの王者”と呼ばれるまでになった。

  スカイライン GT-R(1989年BNR32)
8代目スカイラインとなるR32型で、16年ぶりの復活を果たしたGT-Rは、”スカGの原点”である走りの性能を徹底追求したモデル。直6DOHC24バルブ・ツインターボエンジン、電子制御トルクスプリット4WDアテーサETS、4輪マルチリンクサスペンションなどにより高次元の走りを可能にしていた。レースでも活躍、全日本ツーリングカー選手権では29連勝を達成した。